朝は早起きしてランニングに出かけ、友人に招待されて健康的な朝食をいただき、帰ってきてから、のんびりするつもりで部屋着に着替えた。
上下同じ白色で同じ素材のスウェットパンツとパーカー。上下で(感覚的に)2000円しないくらいの、快適かつ手頃な品物。おしゃれなスポーツブランドのスウェットを想像していたら、それは違う。
そんな部屋着をきて、在宅用のクソダサメガネをかけ、ランニングのあと洗ってない髪を一つにまとめて、るけどアホ毛を出したまま、最高にだらけきった午後を楽しんでいた。
もう、一歩も動く気がしない、が、急にカップラーメンが食べたくなったので、この、ゆるゆるの服装の上にダウンコートを着て、コンビニに行こうとした。
そして夫の、このコメント。
「その格好、この通りの住人って感じ。違和感ないよ」
すぐに意味はわかったけど、特に着替えないでそのまま出かけた。
私の住んでいる通りでは、ゴムがゆるゆるになっているパンツをおしりの割れ目まで見えるほど下げて履いている人や、うっすいレギンスで下着とキャメルトゥ(知らない人はなんのことか調べてみてね)がくっきりっていうのは、普通のこと。
洗練された格好で歩いているカップルを見かけて、観光客かな?って考えてたら、一緒に歩いていた近所の友だちが「観光客かな?」って言ったくらい、洗練された人が浮いて見える通りです。
もう、コンビニに行くときにも、着替え、髪をとかしていた私はいないんだな。と気付かされた。
この、とんでも格好で出かけていけるようになった心理変化は、人の目が気にならなくなった、という性格の変化由来なのか?
いや、人の目は未だに気になるけど、この国ではこのくらいの格好では人目を引かない。それに尽きる。
ジムやスポーツ施設以外の場所で、レギンス一枚の格好でうろうろするのはちょっと痴女感あるとすら思っていたのに、最近はレギンスでそのへんをウロウロするのにもなんの抵抗もなくなってしまった。
逆に、イギリスに住み始めたとき、お腹を出したり、体型へのジャッジを気にすることなくシルエットの出るスカートを履いたり、流行りに関係なく自分の趣味の服がきれることも嬉しかった。
誰にもジャッジされないがゆえに、だまだまのついた部屋着でコンビニに行けることが、嬉しいのか若干戸惑いつつ、うん、嬉しいなと思っているのでした。
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